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予防会からのお知らせや、性感染症(STD)に関するコラムをお届けします。


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2023.04.18

特集

ベストオブミス東京2023への協賛(性感染症総論)

ベストオブミス東京2023

予防会が、ベストオブミス東京2023へ協賛し、ファイナリストの活動をサポートしました。

このイベントサポートの一環として性感染症の講義も行いました。
また、2023年4月11日にそれぞれのグランプリが決まりました。それらについて説明します。

 

ベストオブミス東京2023について

 

ベストオブミスとは、「ミス・ユニバース・ジャパン」「レディ・ユニバース・ジャパン」「ミス・ユニバーシティ」の世界的ミスコンテストの合同地方代表選考会のことです。

一県で1名ずつ、一県で3名の女性が選出され、日本大会で最終的に1名ずつグランプリが決まり、世界大会へ出場します。

特に「ミス・ユニバース」は70年以上の歴史があり、世界4大ミスコンであります。

知性・感性・人間性・内面・自信、そして社会に積極的に貢献したいという社会性が評価項目であり、「性感染症」や「薬剤耐性菌」について検査・治療・情報発信・社会貢献をしている予防会が2023東京大会の協賛として選ばれました。

ベストオブミス東京20232

性感染症総論

 

日本ではまだまだ性感染症がデリケートな話題として扱われています。

しかし、性感染症は、不妊に繋がることから、社会的な問題としてもっと身近な問題として捉えられていくようになっていくべきです。
実際、アメリカでは、USPSTF(米国予防医療作業部会)という機関があり、性感染症の検査含め、検査・予防についての啓蒙活動を国として大々的に行っています。

特に、若年女性においては、妊孕力としてダイレクトな問題でもあることから、社会貢献も目的としているベストオブミス東京2023のファイナリストへ性感染症の講義を行いました。

予防会へご受診いただいている方には既知の情報かとも存じますが、改めて、一般の方々に分かるように講義した内容「性感染症の総論」について簡単に紹介します。

 

・性感染症とは?

性交渉によって感染する感染症です。症状から3つに分けられます。

おりもの異常・尿道炎を来す淋菌・クラミジア・トリコモナス発疹を来す梅毒・尖圭コンジローマ・ヘルペス全身症状を来すHIV/AIDS・B型肝炎・C型肝炎があります。

性感染症とは

2大流行性感染症について

性感染症のなかで特に多いのはクラミジア・淋菌です。

 

クラミジアについて

・有病率は3.8%と報告されています(1)。
85%が無症状です(2)。
・放置すると30%で骨盤内炎症疾患(PID)へ進行し、不妊に繋がります(3)。

加えて、子宮破裂、早産、低出生体重児、新生児肺炎等のリスクにもなります。

淋菌について

・有病率は2.4%と報告されています(1)。
70%が無症状です(4)。
・放置すると15%で骨盤内炎症疾患(PID)へ進行し、不妊に繋がります(5)。

加えて、絨毛膜羊膜炎、早産、低出生体重児、早産、新生児結膜炎等のリスクにもなります。

最近は梅毒も急増しています。梅毒の初期症状は無痛性の潰瘍で、数週間で消失するため、気付かれないことが多いです。
放置すると不妊には関連しませんが、流産の原因となります。

2大流行性感染症について

 

・予防方法は?

感染力の低いHIV/AIDS・B型肝炎・C型肝炎はコンドーム着用によりほとんど感染を防ぐことが出来ますが、それ以外(淋菌・クラミジア・梅毒・トリコモナス・ヘルペス・尖圭コンジローマ)は、性器挿入の有無を問わないわずかな接触でも感染するため、コンドーム着用では防ぎきれません。

したがって、無症状が多いことを考慮すると、感染から不妊、流産となることを抑えるためには定期的な検査をするしかありません

 

・まとめ

性感染症は、性交渉で感染し、おりもの異常・尿道炎を来す疾患、発疹を来す疾患、全身症状を来す疾患に分かれます。

いずれにおいても無症状が多く、多くは不妊・流産に繋がり、有病率も高く、現代不妊の一因です。

コンドーム着用で防ぎきれず、特に若年男女においては、不妊・流産を防ぐためにも、エチケット(身だしなみ)として、定期的な検査が望ましいです。

そこで、予防会では、精度が高く、迅速に結果が出る(当日~翌日)、性感染症検査(TMA法による遺伝子検査)を提供しています

 

対策は?

大会の模様・今後について

 

2023年4月11日に、2023ベストオブミス東京大会が開催され、グランプリが決定いたしました。

グランプリ受賞者様、おめでとうございます!

模様はインスタグラムに挙がっています( https://www.instagram.com/bestofmiss_tokyo_official/?hl=ja )。
予防会も観覧に参加しました。

 

惜しくも受賞されなかったファイナリストの方々も、性感染症や薬剤耐性菌について理解を深めて下さり、SNSでの発信もしていただきました。

予防会は、予防が困難な性感染症の現状を打破するため、新たな性感染症予防法として、ファージセラピーの研究を進めています。そのためには、研究費が必要であり、クラウドファンディング等も検討しています。そのような広報活動などで、またご一緒できればと思います。

今後の皆様のご活躍をお祈りしています。

 

1) World Health Organization. Global incidence and prevalence of selected curable sexually transmitted infections

2)Detels R, Green AM, Klausner JD, et al. The incidence and correlates of symptomatic and asymptomatic Chlamydia trachomatis and Neisseria gonorrhoeae infections in selected populations in five countries. Sex Transm Dis 2011; 38:503.

3)Marrazzo JM. Mucopurulent cervicitis: no longer ignored, but still misunderstood. Infect Dis Clin North Am 2005; 19:333.

4)McCormack WM, Stumacher RJ, Johnson K, Donner A. Clinical spectrum of gonococcal infection in women. Lancet 1977; 1:1182.

5)Eschenbach DA, Buchanan TM, Pollock HM, et al. Polymicrobial etiology of acute pelvic inflammatory disease. N Engl J Med 1975; 293:166.

記事の執筆


著者情報 新宿サテライトクリニック 院長 北岡 一樹(きたおか かずき)

予防会 新宿サテライトクリニック 院長
早稲田大学招聘研究員

北岡 一樹(きたおか かずき)

三重大学医学部卒業後、同大学医学部附属病院で研修を行った後、内科勤務しながら、名古屋大学大学院細菌学博士課程へ入学。薬剤耐性菌研究に携わり、博士(医学)取得。
その後、早稲田大学で招聘研究員として研究を開始。同時に、医療法人社団予防会新宿サテライトクリニックで性感染症診療も開始し、現在、院長を務めている。
性感染症について診療だけでなく研究も行っており、ファージを用いた性感染症予防の実現(性感染症予防のゲームチェンジャー)に取り組んでいる。

性感染症が不安な方へ

性感染症は、早期発見と正しい治療が大切です。
予防会なら、保険証不要・匿名で誰にも知られずに性感染症の検査を受けることができます。全国のクリニックでも検査が可能ですし、お時間がない方や病院に行くのは抵抗があるという方は、郵送検査キットをご活用いただくのもオススメです。

予防会では、はじめて検査を受ける方に向けて、わかりやすくマンガで解説しています。是非ご覧ください。

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