病気について
ABOUT DISEASE
HIV感染症(エイズ)
HIV
HIV感染症(エイズ)の主な症状
感染初期は、発熱や頭痛などの風邪やインフルエンザに似た症状がでますが
数週間で消えます。5~10年ほどの無症候期に静かに進行し、
免疫が弱まっていきます。
結果、様々な病気に感染・発症した状態のことを
「後天性免疫不全症候群」、AIDSと言います。
AIDS発症すると、口の中が白くなる、著しい寝汗、下痢の症状がでます。
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HIV感染症(エイズ)とはどんな病気?
いきなりAIDS(エイズ)って
性感染症(STD)は、性行為の経験がある方であればだれでも感染する可能性のある病気です。
先進国では、HIVやAIDSに関する啓蒙活動や性教育の充実・強化によって、
HIV感染者やAIDS患者は、減少傾向にあります。
ですが日本では、検査・治療体制が整っているにも関わらず、
HIVやAIDSへの関心が低く、早期発見のための検査が普及していません。
そのためHIV感染に気付かず放置してしまい、
AIDSを発症してから検査を行って初めてAIDSだとわかる『いきなりAIDS』が増加しています。
HIV感染症(エイズ)の症状について
感染初期(HIV感染から2~4週間)HIV感染者の40~90%に症状が出ますが、残りは無症状のまま免疫低下が進みます。
また、症状が出るまでの期間は10か月に及ぶこともあります。
風邪やインフルエンザに似た症状で、発熱、リンパ節が腫れる、咽頭炎、皮疹(ひしん)、筋肉痛、頭痛、
下痢等のいずれかの症状があらわれますが、特徴的な症状として、痛みを伴う粘膜皮膚潰瘍があります。
発症しても数週間程で症状が消えてしまい、5~10年程の無症候期に入ります。
症状が軽度の為、風邪やインフルエンザと自己判断してしまい、気がつかないことも多いです。
無症候期(5~10年程)ときに短期間でAIDSを発症する場合もあります。
免疫力は徐々に弱くなっていきますが特に症状が出ない沈黙の期間があります。
AIDSを発症すると、さまざまな病気(日和見感染症)が併発します。
症状も多様でいくつも併発します。
代表的な症状としてカンジダによって口が白くなったり、激しく治りにくい下痢等が続き、
適切な治療を行わなければ数年で死にいたる事があります。
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HIV感染症(エイズ)の感染について
感染率
感染力は弱いが、HIV以外の性感染症(STD)に感染していて粘膜や皮膚に炎症や傷があると、
HIVの感染リスクが数倍高くなる
感染の可能性が高い
性行為
- セックス
- 性器(粘膜)どうしの接触感染
- アナルセックス
感染のリスクが高い人
- アナルセックス
- 男性どうしのセックスなど出血をともなう可能性があるセックス
- 性感染症(STD)により粘膜に炎症がある人
感染ルート
HIV(ヒト免疫不全ウイルス)の感染経路は、主に3つに分類されます。
最も一般的なのは性的接触による感染で、新規感染者の大半がこの経路で感染しています。
特に同性間の性的接触による感染例が多く報告されています。
次に、血液感染があり、注射の回し打ちなどで感染者の血液に直接接触することで感染するケースがあります。最後に、母子感染があり、妊娠中の胎内感染、出産時、母乳を介した感染が可能です。ただし、母子感染については予防法が確立されており、発生数は非常に少なくなっています。
原因菌・菌がいる箇所
血液・精液・膣分泌物・母乳などにHIVが多く存在し、粘膜や傷口から侵入し感染します。
感染部位
膣、ペニス、口腔、肛門などの粘膜
予防
コンドームの着用により感染リスク軽減が可能です
潜伏期間
HIVの潜伏期間には大きく分けて2種類あります。
一つは初期症状が現れるまでの潜伏期間で、もう一つはAIDSの発症までの潜伏期間です。
初期症状の発現までの期間は個人差がありますが、感染してから2~4週間後に発熱やリンパ節腫大などの症状が現れることが一般的ですが、症状が出ない場合もあり得ます。
症状が軽度の為、風邪やインフルエンザと自己判断してしまい、気がつかないことも多いです。
この後、無症候期と呼ばれる、症状がないまま免疫が低下していく、AIDSまでの潜伏期間に入ります。
HIV感染症(エイズ)の検査方法と検査ができる時期
1. 検査方法
HIV診断には、抗体スクリーニング検査法が用いられ、これには酵素抗体法(ELISA)、粒子凝集法(PA)、免疫クロマトグラフィー法(IC)などが含まれます。スクリーニング検査の結果が陽性であれば、さらに抗体確認検査(Western Blot法、蛍光抗体法(IFA)等)やHIV抗原検査、ウイルス分離及び核酸診断法(PCR等)を用いて診断が行われます。これらの検査方法は、感染の有無を確認するために重要な役割を果たします。
2. 検査ができる時期
HIVの検査は、感染の可能性がある行為の後、一定期間を経過してから行うことが推奨されます。早期の検査では感染を見逃す可能性があるため、確実な診断のためにはこの期間を経過した後の検査が重要です。
第4世代と呼ばれるスクリーニング検査の検査推奨期間は、感染機会から15~20日となっています。
3. 検査の重要性
HIV検査は、早期発見と適切な治療へのアクセスを可能にします。
早期に感染が確認されれば、適切な治療により病状の進行を遅らせることができ、その場合の寿命は健常人とほとんど変わりません。
治療効果を上げるためには、HIV感染後、出来るだけ早期に治療を開始することが非常に重要です。
HIV感染から4カ月以内に治療を開始した群が、それ以降に開始した群に比べて、CD4+細胞数(HIVに感染すると減少)を正常レベルで維持していた割合が多かったと示されています。
そのほかにも12カ月以内に治療を開始することで、97%でHIVウイルスの検出不能を達成したという報告もあります。
早期に治療を開始することで、HIVウイルス減少・CD4+細胞の維持による、免疫機能の維持・AIDS発症抑制を達成できます。HIV感染の段階では症状がないことも多いことから、定期的な検査を行い、早期発見を心がけることが望まれます。
HIV感染症(エイズ)の感染・症状が不安な方へ
性感染症は、早期発見と正しい治療が大切です。
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性感染症は、性行為の経験があれば誰でも感染する可能性があります。また症状が軽度や無症状のことが多いため検査をして初めて感染に気付くことがほとんどです。
放置してしまうと重症化や不妊症の原因になることがあります。
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HIV感染症(エイズ)の
予防・症状について
さらに知る
HIVに感染
1. HIV=免疫力を弱らせるウイルス。
HIVとは、ヒト免疫不全ウイルスというウイルスです。静かに長い時間をかけて感染者の免疫力を徐々に弱くしていくのが特徴です。このウイルスへの感染をHIV感染症と呼びます。
2. 無症候期
5~10年の潜伏期間
体に症状は出ない一方で確実に免疫力が弱っていきます。
3. AIDS を発症
AIDS=後天性免疫不全症候群 通常では感染しない病原体に感染し、発症した状態。
AIDSとは、HIV感染により免疫不全を起こし、健康体なら感染や発症しないさまざまな病気(日和見感染症)を発症した状態を指します。
HIV感染からAIDS発症までに大きく3段階に分類されます。(1)HIV(ヒト免疫不全ウイルス)に感染し、(2)無症候期(症状が出ない期間)5~10年を経て(3)AIDS(後天性免疫不全症候群)を発症します。
日本で増えるいきなりAIDS
日本では検査・治療体制が整っているにも関わらず、HIVやAIDSへの関心が低く、早期発見のための検査が普及していません。その為、HIV感染に気付かず放置してしまい、AIDSを発症して検査を行って『初めてAIDSだとわかる人』が増加しています。
※AIDSの発症によって、HIVに感染していたことが分かる例がHIV感染者全体の3割を占めています。つまり新規HIV陽性者の大多数がいきなり、AIDSを発症しています。