病気について
ABOUT DISEASE
C型肝炎
HEPATITIS C
C型肝炎の主な症状
倦怠感、食欲不振などの症状がでるが、軽度で気づかないことが多いです。
C型肝炎ウィルスは慢性化率が非常に高く、通常の感染で60~70%が
慢性化するといわれます。10~15年かけてウィルスは増殖していくが、
症状が出ないまま肝硬変や肝臓がんに移行することもあります。
C型肝炎とはどんな病気?
感染者の70%が慢性肝炎(キャリア)に
C型肝炎ウイルスの感染によって肝機能障害(肝炎)を発症する病気です。
性行為による感染は少なく、主に血液が直接体内に入ることによって感染します。
また慢性化率が非常に高く、通常の感染で60~70%が慢性化します。
気づかず放置してしまうと肝硬変や肝がんに移行する可能性があります。
現在日本では、肝がんの約60%がC型肝炎ウイルスが原因になっています。
ただ、肝炎ウイルスの治療は飛躍的に進歩しており、早期発見・適切な治療により
体内からウイルスを排除することが可能になりました。
現在日本では治療の進歩にともないC型肝炎ウイルスが原因の肝がんは徐々に減少しています。
C型肝炎の症状について
感染してから症状が出るまでの期間 : 2ヶ月~3ヶ月程
症状は軽度で気づかないことが多いです。主に、倦怠感(軽い)、食欲不振(軽い)という症状があります。
体が少しだるいや食欲がない程度で黄疸も出にくいため気がつかないことが多いです。
C型肝炎ウィルスは慢性化率が非常に高く、通常の感染で60~70%が慢性化すると言われています。
また初期感染時に軽い症状が出ても気づかずに放置してしまうことが多いです。
10~15年かけてウィルスは増殖していきますが、症状が出ない時期を経て肝硬変や肝臓がんに移行する可能性があります。
- 5つの質問に答えるだけで、
症状からあなたのSTDをチェックできます - カンタンSTDチェックを始める
C型肝炎の感染について
感染率
夫婦間のC型肝炎ウイルス 感染率は年間0.23%といわれています。
感染の可能性が高い
性行為
- 出血をともなう可能性がある性行為
- 生理中のセックス
- アナルセックス
感染のリスクが高い人
- 刺青をいれる
- 注射器を使いまわす
- 不衛生な器具を使用してピアスの穴をあける
感染ルート
感染経路は血液のみです。
アナルセックスなど出血をともなう可能性がある性行為によって感染します。タトゥーなどの針の使いまわしや、覚せい剤等での注射の回し打ちによる感染も増えています。
原因菌・菌がいる箇所
血液
感染部位
肝臓
C型肝炎の
予防・症状について
さらに知る
70%がキャリア化
C型肝炎は、B型肝炎同様に症状がほとんど出ずに免疫力によってウイルスを排除する一過性感染と、ウイルスを排除できず体内に残ってしまう持続感染(キャリア化)があります。
C型肝炎は、慢性化率が非常に高く感染者の60~70%が慢性肝炎になりキャリア化します。6ヶ月以上肝炎が続いた場合に慢性肝炎と言い、その後10~15年の非活動期に入りますが、体内ではウイルスの増殖は続き静かに身体を蝕んでいきます。
肝硬変?肝がん?
個人差は大きいですが、10~15年の非活動期を経て慢性肝炎が活動期に移行することが多く、一旦活動期に入ると自然に軽快することはなく、そのまま放置すると肝硬変、肝がんに進行していく危険性が高まります。肝がんは、年間死亡者数は約30,000名にのぼります。肝がん年間死亡者数の60%程度にあたる約18,000名がC型肝炎ウィルスが原因になっています。