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2023.08.15
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検査推奨期間:10日以内
NAATと呼ばれる遺伝子検査(予防会はこのNAAT検査のうち最も感度の高いTMA法を使用しております)を使用すれば、感染機会から10日以内と報告されています(1)
再検査の期間:7-14日後
治療開始してから7-14日後のNAAT検査が推奨されています。
しかし、7日目では偽陽性(治っているのに、間違って陽性と判定されてしまうこと)の確率が高いとされています(2)。
検査推奨期間:5~14日
NAAT検査では、感染機会から5~14日と報告されています(3)
再検査の期間:10日~14日後
治療が終わってから、28日後のNAAT検査が推奨されています(4)。
死菌が28日程度まで存在することがあるため、それ未満の検査では治っていても陽性と出てしまうと報告されています。
しかし、この長さは現実的ではありません。予防会で蓄積された経験的な知見から10日~14日で大方問題ないと考えています。
検査推奨期間:4~28日
検査を受けるのに最適な期間に関する信頼性のあるエビデンスはないとされています。
In vitro(実験レベル)の報告からは、感染機会から4~28日が推察されています(5)。
再検査の期間:10日~14日後
治療開始から、3か月後の検査が推奨されています(5)。
この長さは現実的ではありません。予防会で蓄積された経験的な知見から10日~14日で大方問題ないと考えています。
検査推奨期間:14~56日
大体感染機会から14~28日週間で陽性となり始め、最大56日までかかると報告されています(6)。
再検査の期間:30日後
治療開始から、半年後の検査が推奨されています(7)。
梅毒ではペニシリンGに対する耐性菌は報告されておらず、ペニシリンGの注射から14日で梅毒は治癒すると考えられています。
そのため、ペニシリンGの筋肉注射が基本である欧米では、治癒確認のための検査は行わず、経過の確認として半年後に検査を行うことが基本となっています。それがこの期間での再検査の推奨に反映されています。
国内においては、内服薬の使用もあり、治癒判定基準がガイドラインで示されているので1か月程度での再検査が望ましいと考えられます。
検査推奨期間:15~20日
HIVの検査方法の感度は日々進化しており、現在の第4世代と呼ばれるスクリーニング検査(予防会でも使用しております)の検査推奨期間は、感染機会から15~20日となっています(8)。
検査推奨期間:1~10週間
基本的にはHBs抗原検査と呼ばれるものが使用され、感染機会から1~10週間に陽性になるとされています(9)。
世界のエビデンス(UpToDate)を基に、予防会の知見も加えて、基本的には以下のように考えていただければと思います。
・検査推奨期間:淋菌 / クラミジアは2週間、トリコモナス / HIVは1か月、梅毒 / B型肝炎は2カ月
・再検査までの期間:淋菌 / クラミジア / トリコモナスは10日~2週間、梅毒は1か月
1) UpToDate: Clinical manifestations and diagnosis of Neisseria gonorrhoeae infection in adults and adolescents
2) UpToDate: Treatment of uncomplicated Neisseria gonorrhoeae infections
3) UpToDate: Clinical manifestations and diagnosis of Chlamydia trachomatis infections
4) UpToDate: Treatment of Chlamydia trachomatis infection
5) UpToDate: Trichomoniasis
6) UpToDate: Syphilis_ Screening and diagnostic testing
7) UpToDate: Syphilis_ Treatment and monitoring
8) UpToDate: Screening and diagnostic testing for HIV infection
9) UpToDate: Hepatitis B virus_ Screening and diagnosis
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