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2025.12.04

STDを防ぐ

【マンガで学べる?】性病は他人事じゃないかもしれません

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1. “自分は大丈夫”が生む落とし穴

「性感染症は自分には関係ない――」
そう考えてしまう方は少なくありません。
しかし、この“他人事”という意識こそが、検査の先送りにつながり、発見の遅れを生む大きな要因です。

「特定のパートナーしかいないから」
「痛みも痒みもないから大丈夫」

そう思って、性病検査(性感染症検査)を先送りにしていませんか?
実は、性感染症において「自覚症状がないこと」と「感染していないこと」はイコールではありません。

今回は、「思い当たるフシがない人ほど、一度検査を受けてほしい」切実な理由について、医療機関である予防会が解説します。

2. 「無症状=安全」という大きな誤解

性感染症(STD)の中で国内報告数が最も多い「性器クラミジア感染症」
実は、感染していても非常に多くの方が「無症状」であることはご存知でしょうか。

一般的に、クラミジアに感染していても症状が出ない割合は以下の通りと言われています。

  • 女性:約80%が無症状
  • 男性:約50%が無症状

「なんとなく違和感がある気がするけど、痛くないから大丈夫」
そう思って放置している間も、菌は体内から自然に消えず、自然に治ることはありません。
症状が出ないのは「運が良い」のではなく、「発見が遅れてしまい、知らぬ間にパートナーへうつしてしまうリスクが高い」状態なのです。

【エビデンスメモ】
症状が出にくいクラミジアは性感染症の中で最も感染報告が多く、2017年から微増傾向がずっと続いています。
▶▶厚生労働省:日本の性感染症の発生動向(令和7年8月7日)
クラミジアは無症状病原体保有者が多く、これが感染拡大の主な要因とされています。症状や違和感がなくても「感染源」になる可能性があります。

3. キスやオーラルセックスだけでも感染します

「コンドームをつけているから大丈夫」
これもまた、よくある誤解の一つです。

コンドームは行為前から着用すれば、しっかりと効果があります。
しかし、行為の途中で着用した場合は当然、その限りではありません。

他にも、誤解というほどではありませんが「オーラルセックス(口を使った行為)だけで、性器同士の接触はないから心配ない」と思い込んでしまう方も少なくありません。
オーラルセックスによって「のど(咽頭)」へ感染するケースが増えていることが、日本性感染症学会のガイドラインでも指摘されています。

  • 咽頭クラミジア
  • 咽頭淋菌

これらは、通常の風邪のような「のどの痛み」や「違和感」しか伴わないことが多く、耳鼻咽喉科に行っても原因がわからず、性病検査をして初めて発覚するケースが後を絶ちません。

「心当たりがない」のではなく、「性器以外への感染に気づいていない」だけという可能性も十分にあるのです。

4. パートナーへの「信頼」と「検査」は別問題

「相手を信頼しているから、検査なんて失礼だ」と感じる方もいるかもしれません。
しかし、性感染症には「潜伏期間」や、症状が出ないまま長期間菌を体内に残り続ける性質があります。

今のパートナーと出会うずっと前の感染が、無症状のまま体内に残っている可能性は誰にでもあります。

放置すると「将来の不妊」の原因にも

特に女性の場合、クラミジアや淋菌を放置すると、菌が子宮の奥へと進み、卵管炎や骨盤腹膜炎を引き起こすことがあります。
最悪の場合、将来的な不妊症や子宮外妊娠の原因になってしまうことも医学的に明らかになっています。

つまり、検査を受けることは「相手を疑うこと」ではありません。
「安心して二人の関係を築くためのマナー」であり、「二人の将来を守るための防衛策」なのです。

5. 忙しいあなたでも、誰にも会わずに検査が可能

「病院に行く時間がない」「誰かに見られたくない」
そんな理由で検査を躊躇しているなら、郵送検査キットという選択肢があります。

予防会の郵送検査キットなら、以下のステップで完了します。

  1. 自宅で簡単に検体採取(痛みはほとんどありません)
  2. ポストに投函するだけ
  3. WEBで結果確認

もちろん、万が一「陽性」だった場合は、予防会のクリニックでの外来/オンライン診療でのフォローや、連携医療機関でスムーズに治療へ移行できます。


「何も症状がない今」こそが、検査のベストタイミング

「万が一」が見つかれば、早期治療で重症化を防ぎ、パートナーへの感染の心配もなくなります。
「陰性」であれば、それは大きな安心と自信に変わります。

自分自身と、大切なパートナーの未来のために。
まずは手軽な検査から始めてみませんか?

【Q&A】症状がない・心当たりがない方のよくある疑問

Q. 症状が全くないのですが、本当に性病検査は必要ですか?

A. はい、必要です。

性感染症(特にクラミジアや淋菌)は、感染していても無症状のケースが非常に多いためです。特に女性の約80%、男性の約50%は無症状と言われており、「症状がない=感染していない」とは限りません。

Q. 性病は自然治癒(自然に治る)ことはありますか?

A. 基本的に自然治癒することはありません。

風邪とは異なり、性感染症は薬による治療を行わない限り、菌やウイルスが体内に留まり続けます。放置すると不妊症の原因になったり、パートナーへ感染させ続けることになります。

Q. 郵送検査の精度は、病院での検査より低いですか?

A. いいえ、予防会の郵送検査は病院と同等の精度です。

予防会の郵送検査キットは、国の認可を受けた登録衛生検査所で検査を行っています。クリニックに来院された際に行う検査と同じ方法で分析するため、高い精度が担保されています。

性感染症(STD)診断

あなたの症状から性感染症(STD)をチェックし、
最適なキットをご案内します。
ご自身の症状に近いものを選択してください。

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性感染症が不安な方へ

性感染症は、早期発見と正しい治療が大切です。
予防会なら、保険証不要・匿名で誰にも知られずに性感染症の検査を受けることができます。
全国のクリニックでも検査が可能ですし、お時間がない方や病院に行くのは抵抗があるという方は、郵送検査キットをご活用いただくのもおススメです。
万が一、予防会の検査で陽性反応が出た場合には、予防会のクリニックや信頼できる医療機関をご紹介します。
性感染症(STD)は放置すると、取り返しがつかなくなる場合もございます。
お気軽にご相談ください。

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