カンジダ
細菌性膣症
2023.09.15
STDを防ぐ
特集
コンドームしかない現状の性感染症予防法(着用しないと防げない、確実でない)を変えるべく、早稲田大学と共同し、ファージと呼ばれるものを用いて、性感染症予防のブレイクスルー(ゲームチェンジャー)を起こそうとしています。
既に患者様には検体採取にご協力いただいております。
この事業でTOKYO STARTUP GATEWAY2023というビジネスコンテストに参加し、一次選考を通過しました。
性感染症は年々増加して、社会問題となっています。
梅毒は感染症に基づく届出が始まって以来、年間最多の届出数となりました。
性感染症は無症状が多く、不妊に繋がるため、自覚のないまま感染者に不妊を引き起こしてしまいます。
不妊症の1/3は性感染症が原因であり、性感染症の増加と共に、不妊も増加しています。
また、性感染症の厄介なところは、たとえ適切に治療し、治癒したとしても、感染するだけで不妊となってしまうリスクがあることです。
したがって、性感染症による不妊を防ぐためには何よりも感染しないことが重要です。
しかし、現在の性感染症予防法はコンドーム着用しかなく、その効果は100%ではありません。
予防会は新宿サテライトクリニック院長を中心として、早稲田大学と細菌を食べる生物「ファージ」を用いた研究を進めてきました。
特異性の高さから事前に準備出来ないと思われていたファージにおいて、臨床的な流行株という視点を用いることで、事前に準備できる「レディーメイドファージ」を開発し、2022年に論文発表を行いました(1)。
そこで、このレディーメイドファージを性感染症予防へ応用することを考え、性感染症予防薬の開発を行うこととしました。
予防投与が可能な殺菌するウイルス「ファージ」を用いて、コンドーム未着用でも予防可能な性感染症感染予防薬を創ります。
ファージは、特定の細菌を捕食し、死滅させます。ファージは副作用がなく、標的細菌以外に影響しないため、抗菌薬とは異なり予防的投与が出来ます。
特異性の高さから、今まで事前に投与できる製剤が存在しませんでしたが、予防会と早稲田大学で開発した流行株に留意した「レディーメイドファージ」を用いることで、事前に投与できる予防薬の導入が可能となります。
このファージによって、性感染症に感染しにくくなることに加え、不妊のリスクを下げることが出来ます。
これにより、現在、コンドーム着用しかない性感染症予防のゲームチェンジを起こしたいと思います。
コンドーム未着用でも、性風俗従事者が安心して仕事ができて、一般の方も性感染症感染に不安がない性活動を送ることができる未来の実現を目指します。
性感染症による不妊に苦しむ人を無くし、出生率の増加にも寄与したいと思います。
最終的には、薬局で、コンドームと同じように、この性感染症予防ファージが売られていて、性感染症感染や不妊リスクを気にする方が気軽に買えるような未来を目指します。
この性感染症予防薬の開発を進めていますが、障壁となるのは資金となります。
副作用が無いこと、効果があることを確認するために臨床試験が必要となります。
予防会は複数の性感染症クリニックグループであるため、医師主導試験が行え、また自由診療の強みを生かし、承認前でも副作用がなく・効果があれば販売出来るため、コストカット出来ますが、それでも多額の資金が必要です。
その資金調達のためには、ビジネスコンテスト等で、様々な企業・法人にアピールすることが重要です。
そこで、テクノロジーから、モノづくり、ソーシャルイノベーション、リアルビジネス、グローバルを見据えた起業など、分野を越えて、「東京」から世界を変える若き起業家を輩出するスタートアップコンテストであるTOKYO STARTUP GATEWAY2023(https://tokyo-startup.jp/)に、新宿サテライトクリニック院長北岡が参加しました。
現在一次選考を通過し、二次選考に挑んでいます。
決勝まで進み、この事業をアピールし、資金調達に成功して、何とか性感染症予防薬の導入を実現したいと思います。
記事の執筆
性感染症が不安な方へ
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万が一、予防会の検査で陽性反応が出た場合には、予防会のクリニックや信頼できる医療機関をご紹介します。
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