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2025.06.02

STDを防ぐ

性病かも…と思ったら?まず何をすればいい?

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もしかして性病かもしれない

そんな不安を抱えながら、スマホ片手に検索しているあなた。
大丈夫です。その一歩を踏み出したあなたは、すでに前向きな行動を始めています。
実は近年、性病(性感染症)は特別な人だけのものではなく、誰でも感染する可能性のあるごく身近な病気になっています。
事実、2023年の梅毒感染者数は全国で15,000人超と、過去最多クラス。クラミジアや淋菌なども、若年層を中心に増加傾向が続いています。

とはいえ、性病にかかったかもしれない…という疑いはとてもデリケートな問題です。

「誰かに相談するのは恥ずかしい」
「病院に行くのは怖い」
「そもそも何から始めたらいいか分からない」

そう感じるのはごく自然なこと。あなた一人だけではありません。
このページでは、「性病かも…」と思ったときに、まずやるべきことを分かりやすく解説します。
さらに、誰にも知られずに検査できる方法や、予防会の郵送検査キットについても紹介します。
この記事を読み終えるころには、あなたの中の不安が「行動」に変わっているはずです。

 性病のリスクが高い行動・タイミングとは?

「自分は性病にかかっているかもしれない」と不安になる背景には、何らかの“きっかけ”があるはずです。
ここでは、実際に感染リスクが高い行動や、その後検査を受けるべきタイミングについて解説します。

リスクのある行動、思い当たりませんか?

避妊具(コンドーム)を使用しない性行為

性病の主な感染経路は、性器・粘膜・体液(精液・膣分泌液・血液)を介した性行為です。

避妊具なしで性交渉を行うと、クラミジア・淋菌・梅毒・HIVなどに感染する可能性が高まります。

一方で、避妊具をつけても確実に感染を防げるわけではないことも要注意です

「一度だけだから大丈夫」「相手は見た目が清潔だから平気」――このような思い込みは、非常に危険です。
無症状のまま感染が広がっていくというのは、かなり身近に起きていることなのです。

性風俗の利用・不特定多数との関係

風俗店・出会い系・ナイトライフ経由の接触では、感染リスクが特に高いとされています。

やはり原因は目の前の相手が「自分の知らない誰か」と性交渉を行う=性感染症のリスクと考えられるからです。

相手が無症状でも感染している場合があり、自覚なく性病を広げてしまうケースも少なくありません。

オーラルセックス(口腔性交)やアナルセックス

性器以外の接触によっても感染する性病(咽頭クラミジア・咽頭淋菌・梅毒など)があります。

特にオーラルセックスは「口だけならコンドームなしでも大丈夫か」と油断されがちですが、粘膜同士の接触があるため、「感染が起きる」性行為の一種であるとの認識が必要です。

パートナーが感染していた/過去に感染歴がある

最近、交際相手やセフレが「性病にかかった」「治療中」と告げてきた場合、自分にも感染している可能性があります。
たとえ症状がない場合や避妊具を利用していた場合でも可能性が高まります。

またパートナーが過去に感染していた場合も、検査を受けることが推奨されます。

過去に一度も検査を受けたことがない

性経験があるにも関わらず、一度も検査を受けたことがない方は要注意。

クラミジアや淋菌感染症は自覚症状がほとんどないまま感染し、長期間気づかないケースが多いのです。
無症状だから検査をしていないという方は、一度検査をお試しいただいたほうが良いです。

検査を受けるべきタイミング

「性行為をした直後」は、感染していた場合でも検査で反応が出ないことがあります(潜伏期間・ウインドウピリオド)。

性病ごとに検査可能となる時期は異なりますが、おおよその目安として:

  • クラミジア・淋菌:性交渉から 5〜14日後以降
  • 梅毒:感染の機会から 2〜8週間後
  • HIV:感染の機会から 18~45日後

早すぎる検査では、感染していても「陰性」と出てしまう場合があります。

心当たりがある場合は、適切な期間をあけて検査を行いましょう。

そして何より大切なのは、「不安を感じたら、まずは確認する」という姿勢です。

症状がなくても、感染していないという証明にはなりません。
不安を抱え続けるよりも、早めに検査を受けて安心する。それが何より大切なのです。

「症状がないから大丈夫」は本当?

「体に変化がないし、たぶん大丈夫だろう」

そう思って放置してしまっている方、実はとても危険です。

性感染症の多くは、感染していても自覚症状がまったくないことがあるからです。

自覚症状がないまま感染しているケースは多い

たとえば、クラミジア感染症は女性の約80%、男性の約50%が無症状だと言われています。

同じく、淋菌感染症やトリコモナス症なども、はっきりした症状が出ないまま経過することがあり、本人も気づかないうちにパートナーにうつしてしまうケースも少なくありません。

梅毒も初期段階では「痛くないしこり」などが出現しますが、知らない間に消えてしまうため「治った」と勘違いして放置されやすい感染症です。

実際は、症状が消えたのではなく体内で進行し、重症化していくこともあります。

放置してしまうとどうなる?

無症状でも、体の中では炎症が進んでいます。

たとえば女性がクラミジアを放置すると、子宮頸管炎から卵管炎・骨盤腹膜炎へと波及し、将来の不妊症や子宮外妊娠のリスクを抱えることがあります。

男性でも、前立腺炎や精巣上体炎などに進行することがあり、会陰痛(陰部と肛門の間に生じる痛み)や陰嚢痛(精巣を包む袋に生じる痛み)が出てくる可能性もあります。

HIVなど一部の感染症は、初期の風邪のような症状を経た後、無症状のまま数年進行し、発症した時には重度の免疫不全状態になっていることもあります。

症状がなくても「性病に感染していない証拠」にはならない

重要なのは、「症状がない = 感染していない」ではないということ。

何も感じない今こそ、検査を受けて確認するべきです。

検査を受けることで、「大丈夫だった」と安心できるかもしれませんし、「感染していた」としても早期に対処できます。

知らないまま進行させるより、今確認することの方がはるかに簡単で、安心です。

まずは自分の体の状態を、きちんと知ることから始めてみましょう。

予防会では、無症状でも検査を受ける方が非常に多く、その多くが「受けてよかった」と感じています。

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 性病ごとの代表的症状と感染経路

「性病」とひとくちに言っても、その種類はさまざまです。

ここでは、感染者数の多い代表的な性感染症について、主な症状と感染経路をご紹介します。

クラミジア感染症

日本で最も多い性感染症の一つ。

原因は「クラミジア・トラコマティス」という細菌で、性器、喉、肛門に感染することがあります。

  • 感染経路:性器同士、オーラルセックス、アナルセックスなどの粘膜接触
  • 主な症状:
    • 女性:おりものの増加、不正出血、下腹部の痛み
    • 男性:排尿時の痛み、尿道から膿が出る

約7割以上が無症状で、知らずにパートナーへうつしてしまうケースも。

淋菌感染症(淋病)

クラミジアと並んで多く見られる性感染症で、原因は「淋菌」という細菌。

  • 感染経路:性器接触、口腔、肛門など
  • 主な症状:
    • 女性:おりもの異常、不正出血、下腹部の痛み
    • 男性:尿道の激しい痛み、膿が出る、排尿困難

症状が強く出る傾向がありますが、女性は無症状も多く、感染に気づかないまま進行することも。

梅毒

近年、20〜40代を中心に感染が急増中の性感染症です。

  • 感染経路:性行為全般(性器、口、肛門など)
  • 主な症状:
    • 初期:性器や口周辺に痛みのないしこり(硬性下疳)
    • 進行:発疹、リンパの腫れ、発熱、全身の倦怠感など

しこりや発疹は一時的に消えることもありますが、症状が消えても治ったわけではありません

放置すると神経や心臓にまで影響が及ぶケースもあるため、早期治療が重要です。

HIV感染症(エイズ)

HIVウイルスに感染すると、免疫力が徐々に低下し、さまざまな感染症やがんにかかりやすくなります。

  • 感染経路:主に性行為、血液(輸血・注射器共有)、母子感染
  • 主な症状:
    • 初期:風邪のような症状(発熱、喉の痛み、リンパの腫れなど)
    • 数年後:免疫低下により日和見感染症を発症

感染から数年は無症状のまま経過することもあるため、気づいたときには進行していることも

現在は、早期に発見して治療すればエイズの発症を長く防ぐことができます。

カンジダ・トリコモナス感染症

いずれも細菌性ではなく、真菌(カンジダ)や原虫(トリコモナス)による感染症です。

  • 感染経路:性行為(カンジダは性交を介さずに体内常在菌として増殖する場合も)
  • 主な症状:
    • 女性:かゆみ、白くぽろぽろしたおりもの、におい
    • 男性:尿道の違和感、軽いかゆみ(無症状のことも多い)

疲労やストレスで免疫力が落ちた時にも発症しやすいため、体調管理も大切です。

複数感染・混合感染のリスクも

性病は1種類だけではなく、複数同時に感染していること(混合感染)もあります。

特にクラミジアと淋菌の同時感染はよく見られるパターンで、症状が似ているため気づきにくいことも。

「喉だけに感染している」「性器には症状がないけど実は感染していた」など、部位ごとに検査項目が異なる場合もあるため、セットでの検査が推奨されます。

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 万が一、陽性だった場合の流れ

「もし陽性だったらどうしよう…」

そう考えて検査をためらっていませんか?
でも安心してください。性感染症は 早期に治療を始めれば、 多くのケースで完治・改善できます。

陽性と判明しても、焦らなくて大丈夫

郵送検査の結果で陽性だったとしても、「確定診断」や「治療」には医療機関での診察が必要です。

予防会では、陽性結果が出た方へ クリニックでの再確認検査と治療案内 を行っています。

また、予防会のクリニックに通えない方でも、提携先の医療機関を紹介可能。陽性ならば必ず医療機関に行きましょう。

治療の流れ(例)

  1. 郵送検査の結果で「陽性」と通知される
  2. 予防会や近隣の医療機関を受診し、再検査・問診
  3. 病名確定後、抗生物質や抗ウイルス薬などで治療
  4. 治療後の再検査で「陰性」確認 → 治癒

特にクラミジアや淋菌などは、 内服や注射で治るケースも多く、早期発見できていれば必要以上に恐れる必要はありません。ただし 気になる症状を放置してしまう と治療に時間がかかったり治療そのものが難しくなることもあります。

治療中の注意点

  • 治療が終わるまでは性行為を控える
  • 勝手に薬を中断しない(治りきらない可能性も)
  • 必要に応じて再検査(特に混合感染の可能性がある場合)

医師の指示を守り、きちんと通院すれば大丈夫です。

匿名で治療を受けたい場合

予防会のクリニックでは、匿名での受診や保険証なしの自由診療にも対応しています。

「会社にバレたくない」「保険証を使いたくない」といった不安がある方でも、安心して治療に進めます。

陽性が出たからといって、自分を責めないでください。

大切なのは、正しく受け止めて、正しく治すこと。

予防会は検査だけでなく、治療やアフターフォローまでしっかりサポートしています。

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 パートナーと一緒に検査を受けるメリット

性感染症の検査というと、「ひとりでこっそり受けるもの」と思われがちです。

ですが実際には、パートナーと一緒に受けることで得られる安心や信頼関係があります。

ここでは、そのメリットを具体的に解説します。

万が一どちらかが陽性でも冷静に対処しやすい

もしどちらかが陽性だった場合、一緒に検査を受けていれば相手もすぐに対処できるため、二次感染や繰り返し感染(ピンポン感染)のリスクを減らせます。

「自分が治ったのに、相手が無自覚のままで再感染してしまった…」というケースは非常に多いのです。

性病への偏見や不安を共有し、乗り越えられる

性病に対する恐れや偏見、不安感は、多くの人が持っています。

しかし、それをひとりで抱えるのではなく、パートナーと共有し一緒に行動することで、前向きに受け止めやすくなります。

もし陽性が発覚した場合も、過去に感染したものをずっと保有していて、たまたま発症・・・という可能性も否定できません。
パートナーの感染判明は、必ずしも浮気というわけではありませんので、将来のためにも共有・確認は重要です。

一緒に検査することで将来の妊活や出産にも安心

将来的に妊娠・出産を考えているカップルにとって、性病の検査はプレ妊活としても非常に重要です。

クラミジアや淋病などは放置すると不妊症の原因にもなりかねないため、早めの検査・治療が大切です。

「一緒にキットを使う」という選択肢も

予防会の郵送検査キットは、自宅で使えるためカップルで同時に使いやすいのが特徴です。

人目を気にせず、落ち着いた場所で、お互いの健康について考える時間を持つことができます。

一緒に検査することで、「今後の関係を大切にしたい」という意思表示にもなります。

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 検査時期と再検査の重要性

性病の検査を受ける際には、「いつ受けるか」というタイミングもとても重要です。

感染の直後では、正確な結果が出ない場合もあるからです。

性感染症には「潜伏期間」がある

性感染症の多くは、感染から一定期間を経ないと、体内でウイルスや細菌が検出されません。

この期間を「ウインドウピリオド(検査可能になるまでの潜伏期間)」と呼びます。

早すぎる時期に検査してしまうと、実際は感染しているのに「陰性」と出てしまうことがあります(=偽陰性)。

検査可能な目安時期(代表例)

  • クラミジア・淋菌:性交渉から5〜14日後以降
  • 梅毒:性交渉から2〜8週間後以降
  • HIV:性交渉から18~45日後以降
  • トリコモナス・カンジダ:症状があればすぐに検査可能

「心配な行為があった日」から数えて、十分に時間を置いてから検査することが重要です。

再検査が必要になるケースとは?

以下のような場合は、「1回の検査で安心せず、再検査を検討」することが推奨されます:

  • 感染リスクが高い行為をしてしまい、すぐに検査した
  • 最初の検査で陰性だったが、不安が拭えない
  • 潜伏期間より前に検査をしてしまった
  • 治療後の再確認(治癒確認)のため

「不安が残る=再検査のタイミング」とも言えます。

検査キットは「個人でも法人でも」「何度でも」購入可能ですので、気になった時に繰り返し利用できます。

定期的な検査のすすめ

性病は「治って終わり」ではありません。

再感染・相手からの感染を防ぐためにも、パートナーが変わるタイミング、妊活前、年に1回の定期健診として活用することが理想です。

検査は「病気を疑われるもの」ではなく、自分と大切な人の健康を守る習慣なのです。

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 まとめ:不安を「確認」に変える一歩を

「性病かもしれない…」という不安は、誰にとってもつらいものです。

そしてその不安は、検査を受けない限り、ずっと頭から離れません

症状がなくても、相手を信じていても、どこか心配。

それならば、一度しっかり検査して「確認」してしまいましょう。

行動すれば、不安は必ず減らせます

今は病院に行かなくても、自宅で検査ができる時代です。

予防会の郵送検査キットなら、誰にも知られず、スマホひとつで申し込みから結果確認まで完結します。

多くの方が「もっと早くやればよかった」と感じています。

あなたも、今このタイミングで検査を受けてみませんか?

予防会のキットはこんな人におすすめです:

  • 人に知られず検査したい
  • 忙しくて病院に行く時間がない
  • 自分もパートナーも安心したい
  • 将来の妊活・出産を見据えてチェックしたい

郵送検査は「保険」ではなく、「安心への投資」です。

未来の自分を守るために、今日からできるアクションを。

不安を感じた今この瞬間が、行動を起こすタイミングです。

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記事の監修

著者情報 新宿サテライトクリニック 院長 北岡 一樹(きたおか かずき)

予防会 新宿サテライトクリニック 院長
株式会社KMPhage代表取締役

早稲田大学研究員(MD/PhD)

北岡 一樹(きたおか かずき)

三重大学医学部卒。初期研修修了後、内科勤務しつつ名古屋大学大学院医学系研究科細菌学博士課程修了。その後、薬剤耐性菌の研究のため、早稲田大学で研究開始。同時に医療法人社団予防会新宿サテライトクリニックで診療開始し、現在は院長を務めながら新たな性感染症予防薬創出のため「バクテリオファージ」の研究を進めている。本研究では東京都主催のコンテストで優秀賞を獲得、社会実装に向けバイオベンチャー「株式会社KMPhage」を起業。国内では数少ないカンジダ・細菌性膣症の予防の研究も行っており、臨床においても研究知見も含め「性器感染症予防」を専門として、世界的エビデンスUpToDateに基づいたデリケートゾーン専門外来も行っている。

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性感染症は、早期発見と正しい治療が大切です。
予防会なら、保険証不要・匿名で誰にも知られずに性感染症の検査を受けることができます。
全国のクリニックでも検査が可能ですし、お時間がない方や病院に行くのは抵抗があるという方は、郵送検査キットをご活用いただくのもおススメです。
万が一、予防会の検査で陽性反応が出た場合には、予防会のクリニックや信頼できる医療機関をご紹介します。
性感染症(STD)は放置すると、取り返しがつかなくなる場合もございます。
お気軽にご相談ください。

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